企業がクラウド移行でMicrosoft Azure を選ぶ理由とは?

 2021.05.19  ストレージチャンネル

近年、多くの企業がオンプレミスからクラウドへと、システム環境を移行しています。多くのクラウドプラットフォームがある中で、特に高い支持を得ているのが「Microsoft Azure」です。本記事では、Azureの概要について触れるとともに、多くの企業が採用する5つの理由について解説します。

企業がクラウド移行でMicrosoft Azure を選ぶ理由とは?

そもそもMicrosoft Azureとは

Azureとは、Microsoft社が提供するクラウドプラットフォームです。システム運用において基盤となる、ITプラットフォームやサーバー、ストレージといったITインフラなどをクラウドサービスとして提供しています。2010年10月に「Windows Azure」としてサービスが開始され、2014年に「Microsoft Azure」と名称を変更しました。そして今では「AWS」や「GCP」とともに、クラウドインフラストラクチャサービスとして世界トップクラスのシェアを誇ります。

Azureは「IaaS」と「PaaS」という2種類のサービス形態をもち、非常に汎用性に優れるクラウドサービスです。IaaSは「Infrastructure as a Service」の略称で、ITインフラをクラウド上に構築するサービス形態を指します。PaaSとは「Platform as a Service」の略称です。PaaSはサーバーやストレージといったITインフラに加え、ハードウェアやOSなどのITプラットフォームを提供します。

多くの企業がAzureを採用する5つの理由

Azureは、Amazonの「AWS」とGoogleの「GCP」とともに、3大クラウドサービスと呼ばれ、多くの企業に採用されているクラウドサービスです。多くの企業がITプラットフォームにAzureを採用している理由は5つあります。ここからは、Azureが選ばれる理由について詳しく解説していきます。

ハイブリッドなサーバー構成

Azureが高い支持を得ている理由のひとつが、ハイブリッドなサーバー構成を実現できる点です。近年、クラウドとオンプレミスを兼ね備えた、ハイブリッドクラウドの構築が主流になりつつあります。クラウドはオンプレミスのように、サーバー機器の増設やシステムの保守が不要なため、導入費用や管理コストの大幅な削減が可能です。そのため、多くの企業が自社のシステム環境をクラウドへと移行しています。

しかし、クラウドとオンプレミスにはそれぞれに一長一短があり、必ずしもクラウドサービスが優れているとは限りません。たとえば、オンプレミスは独自のセキュリティ対策を構築できるというメリットがあり、カスタマイズの自由度や柔軟性にも長けています。今まで多くの企業がオンプレミスを利用してきたのには、こういったメリットがあるからです。

Azureはクラウドプラットフォームでありながらも、オンプレミスサーバーとの親和性が高く、汎用性と柔軟性に優れています。そのため、従来のオンプレミスと連携させた、ハイブリッドなサーバー構成が実現可能です。

Microsoft製品とのスムーズな連携

Microsoft社の製品であるAzureは、Office365やMicrosoft365とのスムーズな連携が可能です。いまやWordやExcel、PowerPointなどのOffice製品は、業務に不可欠なアプリケーションといえます。Office製品との円滑な連携を可能にするのは、Microsoft社のサービスであるAzureならではの強みといえるでしょう。もちろん、組織内でのファイル共有や情報共有を円滑化する、SharePointのようなナレッジマネジメントツールからの移行もスムーズに行えます。

高い信頼性

エンタープライズ向けの製品に求められる要素のひとつが高い信頼性です。情報漏洩インシデントは、企業の社会的信用の失墜を招くため、情報管理の最適化は最重要課題といっても過言ではありません。そのため、企業の膨大な経営データを管理するITプラットフォームには、堅牢なセキュリティ機能が求められます。

Azureは情報セキュリティに関する国際的な規格やガイドラインに準拠しており、高いセキュリティ機能を備えたクラウドサービスです。その高い信頼性から、政府機関や金融業界、航空業界といった多種多様な業界での導入が進んでいます。世界的企業であるMicrosoftという企業ブランド力も、Azureが選ばれる理由のひとつといえるでしょう。

国内向けサービスの充実

Azureは「リージョン」と呼ばれるデータセンターが世界中に点在しており、物理的な距離が近ければ近いほど、ファイルへの高速アクセスが可能です。複数のリージョンによってデータを管理することで、自然災害やサイバーテロといった危機的状況化におけるBCP(事業継続計画)対策としても効果を発揮します。Azureは主要なクラウドサービスとしては唯一、東日本と西日本の2カ所にリージョンが設置されているため、非常に安定した高速通信環境を誇ります。

また、Azureの料金は日本円での支払いが可能で、為替リスクを背負う必要がないのも企業にとって重要なメリットです。料金形態は使用した分だけ費用を支払う従量課金制のため、初期コストを抑えながら企業の成長に応じて柔軟にキャパシティを拡大することできます。こうした国内向けのサービスが充実している点が、多くの企業に選ばれる理由のひとつです。

手厚いサポート体制

長年業界トップに君臨する、Microsoft社のIT実績とノウハウを駆使した手厚いサポート体制もAzureの特長といえます。Microsoft社のテクノロジーを熟知したパートナーによるサポートを受けられるため、初めてクラウドサービスを導入する企業にとっても安心です。

ANF(Azure NetApp Files)で移行をスムーズに

システム環境をクラウドへと移行する場合、膨大なデータの移行作業が必要になります。企業のサーバーには人事や経理、在庫管理や顧客管理、市場調査や販売戦略といった膨大なデータが管理されています。オンプレミス環境からクラウド環境へと移行する際に、万が一データが破損してしまった場合、事業継続において多大な支障をきたすでしょう。

そこでおすすめしたいのが「ANF(Azure NetApp Files)」です。ANFは、NetApp社のストレージOSであるONTAPを、Azure上で動作させるクラウドサービスのことです。ANFの特徴として、大規模なSAPシステムやVDIなどのクラウド移行をスムーズにしてくれる点が挙げられます。システム環境のクラウド移行を総合的にサポートしてくれるため、データ移行におけるリスクを、最小限に抑えることが可能です。

まとめ

Azureは、Microsoft製品との親和性に優れ、システム環境のモダナイゼーションに貢献するクラウドサービスです。Microsoft社の強大なネットワークを利用でき、手厚いサポート体制と国内向けのサービスが充実していることから、多くの企業に支持されています。膨大なファイルへの高速アクセスや堅牢なセキュリティ機能により、モダンクラウド環境を構築できるのも大きな魅力です。自社のITプラットフォームを最適化するためにも、Azureの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

新高速ストレージサービス Azure NetApp Files とは

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