ストレージ管理の仕方とは?
企業におけるストレージ最適化のすすめ

 2022.04.22  ストレージチャンネル編集部

オンプレミスやクラウドを問わず、さまざまなサービスを利用する企業が増えたことにより、業務データ管理が煩雑化しています。データが氾濫した状態は多くの問題の原因にもなるため、早急な解決が必要です。本記事では、企業の情報システム部門など普段データを扱う方などに向けて、最適なデータ管理の方法などについて解説します。

企業の資産であるデータを守るためのストレージ管理

ストレージ管理の基礎知識と管理の必要性について、以降で解説します。

そもそもストレージとは

ストレージ(Storage)には保管所という意味があり、その名の通りデータを保管する場所を指します。例えば、PCでは、Excelファイルを作成したりアプリケーションをダウンロードしたりすると、自動的に内部にあるHDDやSSDなどのストレージに格納されます。その他にもCD、DVD、USBメモリなど、データを格納できる媒体は全てストレージと呼ばれ、数多く存在します。

さらにインターネットを経由してデータを保管するオンラインストレージも登場しました。オンライン上にデータを保存することで、インターネット環境があれば、いつでもどこでもデータの出し入れが可能となります。このことからも、近年、オンラインストレージの利用が増加しています。

ストレージ管理の必要性

前述しているように、現在はオンプレミスやクラウドを併用する企業も増えており、ストレージ管理が煩雑化しています。フォルダやファイルデータの数も膨大になっており、作業に必要なファイルがすぐに探せない状況も多々あります。こうした状況では、作業効率の低下は免れません。さらにストレージが分断された状態では、それぞれのストレージで重複したデータや、すでに業務と離れてしまった不要なデータが消去されず、そのまま蓄積されるケースも生じるでしょう。このような場合では、本来管理する必要のないデータのためにストレージを増設しなければいけなくなり、その分余計なコストとなります。

また、ストレージ管理はセキュリティの観点からも重要です。データの管理状況が煩雑化していると、データの重複に気づけなかったり、重要データを紛失する可能性もあったりするほか、そのままではデータの盗難や改ざんさえ見抜けない危険性もあるのです。これらを防ぐためにも、ストレージの適切な管理が必要となります。

ストレージ管理を最適化するために重視すべきポイント

ストレージ管理を最適化するに当たって、重要視すべきポイントを解説します。

データの可用性

データの可用性とは、システムが稼働できる割合を示したものです。ある特定の期間のうち、どれくらい稼働しているのかを「稼働率」として表します。システムの可用性は、期間を1年と設けることが多く、この場合、稼働率が100%であれば「365日」の稼働となります。一方、99パーセントであれば、1年のうち「3日と15時間36分」が停止時間です。

(参考:https://www.networld.co.jp/sp/learn_first/storage/p08_09.html

ストレージでは、基本的にファイブナインと呼ばれる「99.999%」が目標値となります。これはシステムが一台であれば、1年で「約5分」だけシステム停止時間がある計算です。

(参考:https://www.imagazine.co.jp/ストレージの重大障害を防ぐストレージ筐体の2重/

ただし、これはあくまでも目標値であり、ストレージに重大な破損事故などが起きた場合、その時間で復旧することは考えられません。数時間から数日かかることもあり、その間、業務に多大な影響を与えることになります。このようなリスクを軽減するためにも、RAIDを活用するなど、複数のストレージによる運用を考えるのが一般的です。

データファブリックの実現

データファブリックとは、分散されたシステムを一元的に管理するためのフレームワークです。クラウドでもオンプレミスでも垣根なく利用できるうえ、前述した効率性の喪失やコストの増加、セキュリティ面の低下などのさまざまな問題を解決できます。

また、個々のデータでは価値がないように思えても、複数のデータと並べて分析することで、その有用性に気づくこともあります。データファブリックを導入することで、このような問題を解決でき、企業は他社よりも優位な業務環境を手に入れられるでしょう。

強固なデータ保護体制の構築

バックアップシステムはデータを扱う企業にとって最重要とも言えるシステムです。障害発生時などでは重要なデータが消失する危険性があるため、常にバックアップ体制を整える必要があります。強固なデータ保護体制を構築するには、バックアップの形式の選択は必須です。バックアップ形式は、ファイル単位とイメージ単位で行う方法の2つに大別できます。前者はファイルサーバーなどのバックアップに適した一般的な形式です。

一方、後者はHDDなどストレージを丸々バックアップする方法で、システム復旧や運用環境の複製などに適します。再設定が複雑なOSやアプリケーションを使用しているPCを丸ごと保存する場合などに効果的なバックアップが行えます。

バックアップ中にシステムを停止する必要があるかという点にも注目しましょう。ECサイトを運用する企業なら、バックアップのたびに関連システムが停止していては業務になりません。一日一回程度のバックアップで十分な企業なら、終業時間帯にバックアップを行うよう設定すれば、業務に差し支えありません。

さらに、災害対策なども考えれば、遠隔地でのバックアップデータの保存も欠かせません。これらのことを踏まえつつデータの保護体制を強固に整えましょう。

徹底したウイルス対策

企業の重要なデータが格納されるストレージは、ウイルスをはじめとしたサイバー攻撃などから守らなければいけません。近年世間を騒がすランサムウェアは、企業の重要なデータを暗号化して、元に戻すことを条件に身代金を要求するというものです。業務停止の危険性があるほか、身代金を払ってもデータを戻してくれる保証はありません。

ランサムウェアはメールやWeb経由のほか、USBメモリなどで感染することもあり、いつのまにかデータが暗号化されていたということもあります。この攻撃を防ぐためには、不審なメールやWebを開かないことが第一ですが、感染した後の対策も重要です。ストレージ管理では、被害を最小限に食い止めて、暗号化したファイルを復旧するシステム作りが必要です。

ストレージ管理ならデータファブリックを実現する「NetApp」

NetApp FASシリーズのONTAPなら、データファブリックを実現しながらストレージ管理ができます。

特筆すべきは自動階層化機能で、特定のデータをポリシーに基づきオブジェクトストレージへ転送できます。この機能により、アプリケーションのパフォーマンスの向上をはじめ、ストレージの可視化・シンプル化により、ストレージ管理にかかるコスト削減が実現できます。

細かな設定をしながらバックアップもできるうえ、スナップショットを活用した255世代ものデータを瞬時にコピー可能です。万が一データが破損しても、スナップショット領域にアクセスすれば簡単に復元できます。災害時のリカバリーも容易です。

セキュリティについても万全で、データを暗号化しつつ、適切に保存ができます。ランサムウェア対策にも利用でき、ウイルスに感染したデータは、直近のバックアップデータから順次にリストアされます。

オンプレミスでもクラウドでもシームレスなデータ管理ができて最適なストレージ運用が可能なうえ、いつでも必要なデータをすぐさま取り出せます。ファイルサーバーは二重化しているため、一方にトラブルが起きても、正常なサーバーに自動的に切り替わります。

これらの機能はほんの一例です。ストレージ管理を適切に行いたいなら、NetAppは最適なツールと言えます。

まとめ

データは「セキュリティ」「作業効率」「コスト」の観点から見て、総合的に管理しなければいけません。そのためには、全てのデータを統合して管理できるNetAppの利用がおすすめです。NetApp は、オンプレミス・クラウドの両方で利用できるファイルサーバーで、現状のシステムを変更することなくデータの統合が可能です。さらに高い可用性とセキュリティのシステムを設けています。

さらにスナップショットを利用してバックアップを取っているため、データの消去ミスやウイルスによるデータ破損があってもすぐに復旧可能です。データの一元的な管理とセキュリティ向上を同時に行うなら、NetAppは最適なツールとなるでしょう。

ハイブリッド・マルチクラウドでNetAppがお手伝いできること

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