【ガチ検証】NetApp ALL Flash性能の全貌公開!(門外不出の検証データを一挙公開) 第6回:その 1:NetApp AFF A200 の1000user VDIの性能検証レポート

 2019.04.02  ストレージチャンネル編集部

こんにちは!

株式会社ネットワールド 高田です。(新元号、「令和」となりましたね。)

【ガチ検証】シリーズ 第6回目は、VDI環境でのNetApp AFF A200の性能に関する内容を記載させて頂きます。が、VDI検証内容をご説明するに当たり、検証の重要なポイントや、検証手法の説明も必要かと思い、第6回はその① / その② と、2回に分けさせて連載をさせて頂きます。


当社はVMware Horizon / Citrix XenDesktop(XenApp)の販売代理店(ディストリビュータ)ですので、多くのお客様にVDI環境の導入をさせて頂いてきました。当社が導入させて頂いているユーザ規模は、数100~数1000ユーザ(~5000ユーザくらいまでの案件)規模が多いと思います。VDI案件で重要なのはサイジングですが、中でもストレージサイジングは最も重要な要素であることは、皆さま、ご承知の通りかと思います。

【ガチ検証】第6回では、VDIでのストレージサイジングと検証(POC)のポイントに関して記載させて頂きます。

最初に免責事項です。

今回の公開する検証データは株式会社ネットワールドが独自の手法で実施した検証内容となりますので、以下のご理解をお願いします。

  • 公開した検証データや実施内容は、お客様システム(お客様の導入システム、お客様の検証環境含むシステム)や、メーカーの製品性能(当社独自検証の為、メーカー見解は含まれません)を、保証する内容ではありません。
  • 試験実施環境や試験実施シナリオ・手順、ツールの特性、ツールバージョン、ハードウェア構成・種類・世代・ソフトウェアバージョン、データ取得方法・タイミング 等に応じて、結果は異なる可能性が御座います。

上記をご理解頂き、参考情報として御覧頂ければと思います。

VDIのサイジングについて

VDI環境のサイジングに関しては細かく述べませんが、色々と検討事項があります。ユーザスペック要件は勿論ですが、VDI展開方式(SBC方式 / 個別・共有デスクトップ方式 / PVSのような展開方式)や、マスター管理 / アプリケーション要件からの展開方式(ThinApp / AppVolumes / PVS 等)、外部アクセス、デバイス / プリンター要件 等々。

その中で、ストレージに求められる要件は何か?と言うと、それらを動かす為の性能と容量になりますが、大切なのは、現在のスペックを満たすストレージ選定でなく、数年後のVDI環境も想定してサイジングすることが必要、またストレージのPOC(性能検証)もそれらを考慮して実施する事が重要かと思っています。

VDI環境のワークロードについて

VDI環境のワークロードは様々ですが、システム上で、高い負荷が発生するタイミングは幾つかあると思います。

  1. 同時起動(Bootストーム)= OSを読み込む為、Read(Sequential)が多い
  2. 同時ログイン(Loginストーム)=プロファイルを書き込む、Write(Random)が多い
  3. 業務ワークロード = 業務依存だが、一般的にWrite(Random)が多い
  4. 同時ログオフ(Logoff ストーム)= プロファイルを書き出す、Read(Random)が多い

※上記以外にもリフレッシュ処理やAnti-Virus(Virusスキャン)処理などなど

上記の中で、高い負荷が発生するのは、1/2/4ですが、最も気にする必要があるのは、2.の同時ログイン(Loginストーム)になります。1.の同時起動(OS一斉起動)は、一般的には事前起動で運用、4.ログオフ処理は比較的分散する傾向。その他のAnti-Virusは分散実行したり、製品によっては一斉実施せず運用回避したり。3.業務ワークロードは、2.の同時ログインよりもストレージ負荷が高くなることはないと思います。それぞれのワークロードにおいてIOの傾向が異なる点もVDIの特性です。

VDIのワークロード種類とストレージIOの傾向(一般的な話)

図1-13

上記の指標が本当か?に対して、当社環境でも検証致しました。

VDIのワークロード種類とストレージIOの傾向(当社検証:1200ユーザ試験)

図2-12

※当社で実施したVDI 1200ユーザ環境(LoginVSI試験)での結果から抽出。

※各ワークロードでの平均Read / Write比率、平均のBlock Sizeを抽出

※当社環境での試験結果ですが、概ね、一般的な話と類似した検証結果となっていることがわかると思います。

よくあるサイジングは、1user当りのIOPS値を定義して、IO傾向(Read / Write比率)とBlock Sizeの傾向を掛け合わせれば、サイジングツール(NetApp SPM / Fusion)でサイジングは可能になります。

VDIサイジングの重要要素:ユーザプロファイルについて

数1000ユーザ規模のVDI案件の多くは、共有デスクトップ方式(VMware だとLinked Clone / CitrixだとMCS)を利用することが多いですが、共有デスクトップ方式の場合、ログイン時にユーザプロファイル情報がクライアントに展開されますので、ログインストームでは一斉にプロファイルのデータ書き込み(ストレージにはWrite IO負荷)が発生します。

 

そこで重要なのが、プロファイルのデータサイズになります。プロファイルサイズが小さいとログイン負荷も低いですが、プロファイルサイズが大きいと、当然ログイン負荷が高くなります。また、プロファイルはユーザのユニークデータですので、初期導入時はデータサイズが小さくても、数年後にはデータサイズが増加している事を考えておく必要があります。

ストレージに関するお役立ち資料

プロファイルを小さくする手法は各社提供していたりしますが、基本的にはフォルダリダイレクトの機能を利用して、ログイン時の負荷を低減するのが一般的です。しかし、アプリケーション要件でリダイレクト出来ないデータもあるのが現実かと思います。プロファイルサイズによって、ストレージへのIO負荷は大きく変わってきます。

 

と言う事を踏まえ、当社では1200ユーザ分のユニークなプロファイルデータを、5MB / 20MB/50MB/100MB と4種類(1200 x 4 = 4800個)を手動で作成しました!!※当社SEが夜な夜な…(笑)決して暇ではありません。プロファイルが同じデータだと、重複排除機能等で、本来の目的と異なる検証結果になってしまいますので、出来るだけ実ワークロードに近づけるように作成致しました。

当社のVDI検証は、そのプロファイルデータを使って、5MB x 1000user で同時ログインをかけた場合と、100MB x 1000user で同時ログイン負荷をかけた時の違いなども、計測しています。

VDI試験設備と試験環境について

当社ネットワールドでは、VDIのPOC専用環境を常設しています。最大1500ユーザ規模のVDI試験を実施することが可能です。既に多くのお客様にPOC検証を実施頂いており

実導入につなげて頂いております。POC実施環境は、以下のPIC(プレ・インテグレーションセンターにあります。)

株式会社ネットワールド PIC(プリ・インテグレーション・センター)

https://www.networld.co.jp/support/pic/

図3-12

当社のパートナー様には無償で環境のお貸出し、VDI環境のPOC実施支援をさせて頂いておりますので、ご興味ありましたら、是非、ご連絡ください。(見学も可能です。)

当社PIC(プレ・インテグレーションセンター)内には、以下のVDI専用のPOC設備を常設しています。今回ご紹介する試験結果もこの環境で実施致しました。

※日本国内でVDI(1000ユーザ規模)専用の試験常設基盤を持っている会社は他にないのでは? 当社の自慢の設備の一つになります。

PIC de POC(VDI専用 POC設備)

図4-10

※ESX Server 16台(基本設定:VDI Client用 × 12台、管理用 × 4台)

※Network : Ethernet 10Giga or FC 16Giga 接続

ファイルサーバ(ユーザプロファイル領域:NetApp FAS2552A)

※管理サーバ用ストレージ (管理系VMデータストア:NetApp FAS2554A)

※この環境も!全て無償で利用可能です!!(大盤振る舞いです!!)

PIC de POC(概要構成/ Network)※今回のA200試験構成図

図5-10

※VDIクライアント用データストア(負荷試験対象ストレージ)として、NetApp AFF A200(NFS)を設置。10Giga × 4本でNetAppに対して接続しています。

続いて、ソフトウェア関連の環境は以下となります。VMware環境がベースとなりますが、

基本的には全て最新バージョンを準備しております。

PIC de POC(管理系クラスタ:VM構成)

図6-11

※VMware Horizon環境を標準環境としておりますが、Citrix環境も展開可能ですし、当社取り扱いのAnti-Virusソフトやクライアント運用管理ソフト(Lakeside製品等)等、ご要望に応じて自由に環境を作ることが可能です。

VDI負荷試験ツール(LoginVSI)について

1000ユーザ規模のVDIをPOCするには、VDIに特化した専用の性能負荷ツールが必要になります。動作試験は1サーバや1ノードで試験致しますが、システム全体の試験を実施してみると、1000ユーザでしか見えてこない事象も多くあります。

当社では、VDIワークロードをシミュレートして同時に数1000台のクライアント操作を実行できるツールである、LoginVSI(業界標準のVDIベンチマークツール)を利用して、約1000ユーザ規模のVDIベンチマーク試験を実施しています。

LoginVSI について

LoginVSI製品は、VDI専用のベンチマークツールとなります。クライアントワークロードを疑似的に実行するツールですが、動作としては、最初にログインを行い、その後LoginVSIのエージェントがアプリケーションを実行、試験対象ユーザ(例:1000ユーザ)が同時実行したら、最後にLog off を行います。

LoginVSI クライアント動作実行イメージ

図7-8

LoginVSI動作フロー(実行イメージ)

図8-7

※LoginVSI製品の詳細は、以下をご参照ください。

https://www.networld.co.jp/product/loginvsi/pro_info/

第6回:NetApp AFF A200 の1000user VDIの性能検証レポート としては、一旦ここまでを、その①として区切らせて頂きます。実際の検証結果は、その②で記載をさせて頂きます。2回に渡って長々と記載してすいません。

検証結果のご説明、ご質問あれば、ネットワールドまでご連絡頂ければと思います。

他にも【ガチ検証】シリーズ連載しております。いずれも『ガチ』な検証内容になっています。是非、ご参照頂ければと思います。

【ガチ検証】NetApp ALL Flash性能の全貌公開!(門外不出の検証データ)

最後に、【ガチ検証】の検証結果は、別途 詳細ドキュメントとしても作成する予定です。

詳細レポートが欲しい方は、以下のお問合せ窓口に、【ガチ検証:検証レポート 希望】と記載頂き、メール頂ければと思います。

株式会社ネットワールド

お問合せ窓口:netapp-info@networld.co.jp

【注目ブログ】

ネットワールド らぼ(ちょっとユニークな技術情報ブログ)

https://blogs.networld.co.jp/main/netapp/

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株式会社ネットワールド

ストラテジック・プロダクツ営業部 高田 悟

図10-1

NetApp歴は11年目、仮想化/ネットワーク/ストレージ/HCI等、インフラ全般を担当。多くの斬新なセミナーを実施(SEとの掛け合いセッションやマルチベンダーでのガチンコセミナー等での人気講師)、営業職でありながら大規模案件のPMやコンサルも行う。

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図12-1
NetApp All Flash FAS

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