初心者必見!企業のストレージ管理ってなにをするの?

 2017.09.20  ストレージチャンネル編集部

世界のデータ量は劇的に増加しています。2013年には4.4ZB(4兆4,000億GB)だった世界のデータ量も、2020年には10倍の44ZB(44兆GB)に増えると言われています。

もちろん、これは世界全体で見たデータ量なので、一企業が保有するのはこの数よりもはるかに小さいことは明白ではあります。それでも、今よりも確実にデータ量は激増し、ストレージ管理がより重要になっていきます。

大企業においては専任のストレージ管理者を配置しています。中堅・中小企業の中にはストレージ管理を、社外にアウトソースしていることも少なくありません。一部の調査によれば、ストレージ管理専任者を置いている中堅・中小企業はわずか10%にも満たないのだとか。

しかし、企業規模に関わらず、ストレージ管理は今後、大きな課題になってくるのではないかと思います。データ量が増えれば必要なストレージも増える。ストレージが増えれば管理が複雑になる。管理が複雑になればそこにかかるコストも大きくなるので、ストレージ管理におけるコスト削減が重要課題として浮上します。

では、企業のストレージ管理とは何をするものなのか?今回はこの点について詳しく解説していきます。

参考:INTERNET Watch「2013年に地球上で生成されたデータは4.4ZB、ほとんどがダークマター

ストレージ管理業務の全体像

ストレージ管理は、企業の資産であるデータを管理することから非常に重要な位置付けになります。そのような位置付けから難しく考えがちではありますが、一般的に、ストレージ管理は「利用可能容量の監視」「データバックアップ」「パフォーマンス管理」「ストレージ追加/削除」が業務の中心となります。それぞれをご紹介していきましょう。

利用可能容量の監視

ストレージに十分な利用可能容量があるのを確認することは、日常業務の中で最も大切です。なぜなら、企業が管理するストレージの利用可能容量は非常に動的(ダイナミック)であり、ある時点では十分な領域があっても、次の瞬間にそれがほとんど無くなってしまうこともあるためです。

例えば朝のログインストーム(ブートストーム)や、CADといった容量の大きなデータを扱うアプリケーションを使用した際などは、瞬間的に使用容量が激増します。ストレージの利用可能容量が十分でないと、容量不足でシステムパフォーマンスが低下する原因になります。

ちなみに利用可能容量を確保するには、ユーザーの過剰使用を制限したり、パフォーマンスの高いストレージを導入するのが有効です。

データバックアップ

ストレージに関するお役立ち資料

企業が持つ大量のデータをバックアップする理由は「不測の事態に備えるため」です。サイバー攻撃によるデータ破壊、災害による欠損、操作ミスなど、重要なデータを失ってしまうリスクは常にあります。

そのリスクが現実のものとなり、事業継続に重要なデータを失ってしまうと、経営は一気に立ちゆかなくなります。こうしたリスクを回避するためにも、データバックアップは大切な業務です。ディスクやテープにバックアップを取得する場合もありますし、事業継続を前提にディザスタリカバリサイトを設ける場合もあります。

この業務で意識すべきことは「何のためのバックアップか?」という点です。バックアップを行う目的がハッキリしていないと、ただのデータの寄せ集めになり、重要なデータとそうでないデータの分別ができません。

結果、社内のデータをすべてバックアップすることになり、大変効率の悪い業務になってしまいます。

パフォーマンス管理

ストレージにおけるパフォーマンス管理とは、「サーバーにかかる負荷を分散し、処理を高速化するため」の作業です。まずはプラットフォームのアクティビティ(起動中のアプリケーション)や現在の使用領域を可視化して、パフォーマンスのボトルネックとなっている部分を発見します。

ボトルネックを特定できたら、それを改善することで、最小限のリソースで最高のパフォーマンスを維持します。これがパフォーマンス管理であり、組織全体の円滑な日常業務をサポートするために重要なものです。

ストレージの追加/削除

ストレージというものは、その都度必要に応じてディスクを追加したり、古くなったディスクを削除します。これは、システムパフォーマンスを維持するために必要な業務であり、日常的に発生します。データが増えれば増えるほど、ストレージを追加していくことになります。

ストレージの追加や削除を行った際は、バックアップスケジュールを変更したり、パフォーマス調整を都度行わなければなりません。

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ストレージ管理の課題

ストレージ管理業務の全体像は、思っていた以上にシンプルではないでしょうか?ただし、いずれも重要な業務には変わりないので、シンプルでも「簡単」というわけではありません。ストレージベンダーでは、これらを実現するために豊富な機能を提供しており、それらを駆使することで実現可能なのです。

ここでは、そのストレージ管理の課題について紹介していきます。多くの企業にとって、なぜストレージ管理は難しいものなのか?

スキルを持った管理者がいない

日本のIT人材は慢性的に不足しています。経済産業省の調査によると、2015年時点でのIT人材は17万700人不足しており、2017年には21万8,976人に達すると予測されています。この傾向は続き、2030年には対に約79万人に達するとの見解も。

引用:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果

こうした中、ストレージ管理のスキルを持った管理者がいない、確保できないという課題があります。中堅・中小企業ではそうした管理者の確保が特に難しいため、ストレージ管理をアウトソースせざるを得ない状況です。

バックアップを効率化できない

データのバックアップは単純な作業に思われがちです。スケジュールさえ設定しておけば、後はソフトウェアが自動的に行ってくれる、と考えている方も多いでしょう。しかし実際は、管理者による細かい調整が必要で、バックアップするタイミングなどを十分に考慮しなければなりません。

でなければ、システムパフォーマンスを低下させる原因になり、結果として組織全体の生産性を下げてしまいます。

災害対策にコストがかかる

2011年に起きた東日本大震災から数年、企業の災害対策への意識は確実に高まりました。しかし、なおもまだ不十分でしょう。なぜなら、災害対策には多大なコストがかかるため、どうしても手つかずになっている場合が多いのです。

災害対策のためにはストレージを冗長化(障害が起きても稼働可能な状態に)する必要がありますし、そこにはストレージ環境の二重構成が必要です。さらに、バックアップしたデータを遠隔地に退避させるにもコストがかかります。

データ量は常に増加している

上記3つの課題に加えて、データ量は常に増加しています。このため、ストレージ管理では常に「何が必要で、何が不要か」を明確にして、保存するデータを分別しなければなりません。この手間もストレージ管理を難しくしている原因であり、今後効率化に取り組むべき課題です。

機密データの保護

ストレージに蓄えられるデータは、100%のセキュリティが確保されていなければなりません。そのためにはアクセス制御や暗号化といったテクノロジーだけでなく、万が一セキュリティ侵害が発生した場合のアクセスログ解析などのフォレンジックといった課題が存在します。

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まとめ

ストレージ管理はシンプルですが「簡単」ではありません。多くの企業において複数のストレージベンダーの製品を導入している場合には、それがより深刻化されるでしょう。

企業が効率良くストレージ管理するためには?という部分を、今後十分に検討する必要があります。こうしたストレージ課題を解決するためにも、NetAppが提供するストレージ管理ソフトウェアNetApp OnCommand Insightなどをご検討ください。

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