ペタバイトとは?
データファブリックを利用するメリットを解説

 2022.06.01  ストレージチャンネル編集部

ペタバイトという言葉をご存じでしょうか。ペタバイトとは、データ容量を表す単位です。

企業が運用するストレージの総量も年々増大しつつあり、従来のギガバイト・テラバイトという単位から、さらにペタバイトの領域に近づいてくると、従来のストレージでは対応できないという懸念があります。この問題を解決するためには、大量のデータを保存できるクラウドストレージの活用が有効ですが、データ量の増加や保管場所の分散によって管理が煩雑になり、必要なデータを探し出すことが困難となる問題もあります。そこで期待されているのがデータファブリックです。データファブリックを導入することで、あらゆるデータを一元管理できます。

本記事では、ペタバイトが使われるようになった背景、データ増加による問題点、データファブリックのメリットについて解説します。

ペタバイトとは?データファブリックを利用するメリットを解説

ペタバイトとは

企業が扱うデータは、テラバイトからペタバイトへ急増しています。業務効率化や、企業の発展にはそれらのデータ活用は欠かせません。ペタバイトの概要とペタバイトが使われるようになった背景について解説します。

ペタバイトとは

ペタバイト(petabyte)とは、データ容量を表す単位のことです。テラバイトという単位は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。ペタバイトは、テラバイトの上位の単位です。1ペタバイトは、1,000テラバイトにあたります。近年、企業が扱うデータが増加しており、ペタバイトの領域に近づいています。

ペタバイトが使われるようになった背景

ペタバイトが使われるようになった理由として、IT機器の増加・IoTAIなどの技術の発達・データ活用・クラウドサービス・コンテンツデータの増加により、データ量が増えたことが挙げられます。これまで紙で管理していた資料のデータ化も進んでいます。労働環境変化の影響もあり、今後も企業が扱う注文書や契約書・納品書・図面などの資料のデータ化が進むと予想されています。

また、データのサイズも増大傾向にあります。近年では、高画質な画像が当たり前となっており、その分データサイズも大きくなります。資料に添付する画像データが大きくなることで、データ容量が増えてしまうのです。

さらに、完了案件の資料など、日常的にアクセスされなくなった資料も、日々データとして蓄積されていきます。このように、企業が抱えるデータ量は増加の一途をたどっています。

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データ増加による企業の課題

多くの企業において、今後もデータ増加の流れは進むと予想されます。データが増加すると、以下のような課題が生じます。

ストレージ容量の不足

データの増加により、ストレージ容量が不足します。履歴管理のために保存された資料や、不要なファイルの蓄積が、ストレージを圧迫する原因となるでしょう。また、資料の電子化も進んでおり、契約書や請求書など、普段使うことがなくても長期的に保存が必要なファイルが増えています。

管理コストの増加

ストレージを増設した場合、管理や運用のコストが増えます。また、ストレージ容量の不足により、データを分散して保存することで、管理が複雑になる問題もあります。

バックアップへの対応

企業の危機管理対策として、定期的なバックアップは必須です。別の場所にデータを複製保存しておくことで、災害時にデータを失う危険を回避することもできます。しかし、データが増えるほどバックアップにも多くの時間がかかってしまい、業務の質の低下を招くおそれがあります。

データ増加の問題を解決する方法

続いて、データ増加の問題を解決する方法について解説します。

ホットデータとコールドデータを分ける

データを使用頻度により、ホットデータとコールドデータに分け、それぞれに適した形でデータを保管する方法です。アクセス頻度の高いデータをホットデータ、アクセス頻度の低いデータをコールドデータと呼びます。

普段使用しているストレージから、使用頻度の低いデータを取り出し、外付けディスクなど外部のメディアにアーカイブ保存することで、ストレージ維持にかかるコストを削減できます。

クラウドストレージを利用する

クラウドストレージとは、インターネットを介して利用するストレージのことです。オンラインストレージとも呼ばれます。社内のファイルサーバーや、外部メディアなどの物理的なストレージを使用せずにデータを保存できます。データ容量が増えた際でも、簡単に容量を増やせる点が特徴です。近年では、大容量のデータを保存できるサービスも増えています。

自社のサーバーを利用している場合は、データを守るために定期的なバックアップが必要ですが、クラウドストレージの場合は、サービス事業者側でデータのバックアップを自動的に取得する機能が用意されており、自社でのバックアップは必要ありません。

データファブリックとは

データ活用は、業務の効率化や企業の発展に欠かせません。そこで注目されているのが、データファブリックです。以下では、データファブリックの概要とメリットについて解説します。

データファブリックとは

データファブリックとは、クラウドやオンプレミスなどの環境にあるデータを一元管理するアーキテクチャのことです。企業が扱うデータはクラウドストレージやオンプレミスのハードウェアなどの場所に保管されています。分散されたデータを活用するには、一か所にデータを集めることが有効です。しかし、さまざまな環境で保管されているデータを移動させたり、連携させたりするのには、コストがかかります。そもそもすべてのデータを保存できるようなストレージを用意するのは容易ではありません。

そうなると、クラウドやオンプレミスに分散するデータを、一元的に管理し、簡単にアクセスできる仕組みが必要です。データファブリックは、データを一か所にまとめるのではなく、データが分散された状態で、それぞれのデータに簡単にアクセスできる仕組みがあります。

データファブリックを利用するメリット

データファブリックの導入により、得られるメリットを紹介します。

複数環境に点在するデータへ素早くアクセスできる

オンプレミスやクラウドで保存されているデータへ素早くアクセスが可能です。大量のデータがどこに保存されているか分からない状態では、データ活用ができないだけでなく、データ保管の管理コストだけが無駄に積み重なっていきます。必要なデータにすぐアクセスでき、データを取り出すことができれば、データの活用を有利に進めていけます。

ストレージの最適化

データファブリックには、大容量のストレージは不要です。バラバラの保存場所にあるデータを一括で管理できるため、一つひとつのストレージは、大きな容量を必要としません。データ量が増えた場合も、新たにストレージを増設することで対応できます。

バックアップの効率化

データファブリックを利用することにより、バックアップの効率化も期待できます。複数のオンプレミスやクラウド間で自由にデータを移動できるため、バックアップが容易です。また、複数の拠点にバックアップを作成することにより、災害時にデータが損失するリスクを軽減できます。

セキュリティ対策の強化

各保存場所にあるデータを自由に転送・処理・管理・保存できます。ユーザーへのアクセス制御も可能であるため、セキュリティレベルの向上も期待できます。

まとめ

企業が扱うデータは年々増加しており、ペタバイトの領域に近づいています。データ量が従来のギガバイト・テラバイトという単位からさらにペタバイトの領域に近づくなかで、注目されているのが、データファブリックです。

データファブリックは、クラウドやオンプレミスなどの環境にあるデータを一元管理するアーキテクチャのことです。オンプレミス・クラウドに保存されているデータに素早くアクセスできるため、企業のデータ活用に役立ちます。

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