Windows ファイルサーバーの特徴と問題点

 2019.11.20  ストレージチャンネル編集部

ファイルサーバーといえばWindows」という認識を持っている方は多いでしょう。特別なストレージ構築を行うことなく、簡単にファイルサーバーを構築できるという考えから、Windowsファイルサーバーは今でも多くの企業の部門などで活用されています。ただし、Windowsファイルサーバーを運用するにあたって何も問題はないか?といえば、そうではありません。本稿では、Windowsファイルサーバーの問題点について言及し、ファイル共有環境について再考していただければ幸いです。

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Windowsファイルサーバーの特徴

まずは、Windowsファイルサーバーが持つ特徴から確認していきましょう。Windowsファイルサーバーを利用する企業が魅力に感じる点はなんといっても、すぐにでもファイルサーバーの構築が可能な点でしょう。また。クライアント向けWindowsと同じように「GUI(Graphical User Interface:グラフィカル・ユーザー・インターフェース)」が使える点も魅力と考えられています。そのため、初心者でも扱いやすく専門技術を持った担当者が在籍していないとしても、比較的容易にファイルサーバーを構築できます。入門書やマニュアル本も多数出版されているため、必要な情報を得やすいというのも人気の理由です。

Windowsファイルサーバーの問題点

上記で説明したWindowsファイルサーバーの特徴だけを見ると、一見メリットが多いようにも感じます。10年前までなら、確かにさしたる問題はなかったのでしょう。しかし近年ではデータ管理の様相も大きく変化しており、Windowsファイルサーバーが問題視されるケースが増えてきました。現代ビジネスにおいてWindowsファイルサーバーが持つ問題点とは、以下のようなものが挙げられます。

1.様々なライセンス費用がかかる

Windowsファイルサーバーはオープンソース系のサーバーOSのようにソースコードが開示されていないので、当然ながらライセンス料金が必要になります。その際に必要になるのが、OSそのものにかかるライセンス料金だけでなく、サーバーに同時接続できるデバイス分だけサーバーの利用権も別途必要になるのです。そのため、ライセンス費用だけで高額になりますし、ライセンス管理が複雑になる傾向があります。

2.導入に時間がかかる

WindowsファイルサーバーはActive Directoryなどを使用し、細かいユーザー管理が行えるのが特徴です。しかしながら、その初期設定には多大な時間と手間がかかりますし、あらかじめ情報を共有するグループやアクセス権限などを細かく設定可能なため、設定に必要な項目が自然と多くなります。従業員数が多い企業ほど設定にかける時間と手間が増えていきます。

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3.異なるOSが混在したファイル共有環境

Windowsファイルサーバーでファイル共有環境を構築する場合、従業員規模が大きく部署が多数存在している場合、Windowsファイルサーバーだけでは対応できないケースが多くなります。その際はオープンソース系のLinuxやUnixなどのサーバーOSを利用して別途ファイルサーバーを構築することになり、異なるサーバーOSが混在することで運用管理負担が激増します。

4.セキュリティ対策に時間がかかる

「ゼロデイ攻撃」などの脅威からファイルサーバーを保護するには、脆弱性が見つかってから即座に対応し、修正プログラムを配布する必要があります。Windowsファイルサーバーの場合、修正プログラムを配布するまでに多少の時間がかかることがあるため、セキュリティ対策が遅れる可能性があるでしょう。

5.ヘルプデスクサポートが有料

Windowsファイルサーバーのヘルプデスクサポートは有料です。そのため、技術力を持たない企業ほどファイルサーバーを構築するのに費用がかかってしまうため、その費用がボトルネックになるケースが多々あります。

6.データ量の増大に耐えられない

企業のデータ量は年々、爆発的な増加を見せています。2025年のデータ量は2016年比でおよそ10倍に達するとの見解もあり、データを生み出すデバイス(主にIoT)が増加したことが大きな要因だと考えられています。Windowsファイルサーバーの場合、ストレージのスケールアウト(容量を増設する方法)をスムーズに行えないことから、爆発的に増加するデータ量に耐えられない可能性があります。

7.非構造化データの保存に向いていない

昨今の生成されているデータの特徴は「非構造化」であり、従来のように売上データや取引実績など構造化されたデータではなく、テキスト・音声・動画など構造化できないデータが主体となっています。非構造化データを適切に保管し、かつ利活用が可能な状態を維持するには特別なストレージ環境が必要になります。ディレクトリ構成でデータを管理するWindowsファイルサーバーは、非構造化データの保存に向いていません。

いかがでしょうか?Windowsファイルサーバーを誹謗するわけではありませんが、以上のように多くの問題点を抱えていることは事実です。現時点でWindowsファイルサーバーを主体としてファイル共有環境を構築している企業の場合、将来的なデータ量の増加や非構造化データの利活用、あるいはIT運用コスト削減やセキュリティ対策などさまざまな観点から、新しいファイル共有環境の構築を検討する必要があるでしょう。

高性能ストレージによるファイル共有環境を検討しよう

Windowsファイルサーバーが抱えるいくつかの問題点を解消しつつ、IT担当者にとって負担が少なく、ユーザーにとって利便性の高いファイル共有環境を構築するためには、どうすればよいのでしょうか?

方法はいくつかありますが、近年多くの企業が取り入れているのが高性能ストレージによるファイル共有環境の構築です。たとえば、NetApp はCIFSプロトコルなどマルチプロトコルに対応して使用できるため、NetAppをファイルサーバーの代わりとして使用できます。

NetAppが提供するストレージにはディスクをRAIDグループ単位でまとめることで、1つのストレージプールとして扱うことができ、必要な容量だけを切り出して割り当てたり、必要に応じてストレージ増設したりと、社内全体のストレージリソースを無駄なく使用できます。また、圧縮技術や暗号化、災害対策、バックアップ・リカバリなどデータを扱うことに特化したストレージOSであるONTAPが、あらゆる企業のファイルニーズを汲みとります。

Windowsファイルサーバーから新しいファイル共有環境を構築する際は、ぜひご検討ください。以下の資料には、WindowsファイルサーバーとNetAppとの違いについて言及していますので、こちらもご確認くださいませ。

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