クラウド バックアップサービス比較6選!(企業向け、個人向け)

 2019.11.14  ストレージチャンネル編集部

    どんなに信頼性の高いシステムであっても、何らかの障害によって内部データが消失する可能性は捨てきれません。皆さんも、今現在運用しているシステムに対して、「データは100%安全だ!」と言い切ることができるでしょうか?おそらく、できないですよね。だからこそ、人はデータのバックアップを取ります。

    バックアップ、つまりはデータの複製を作ることで本データが消失してしまった際も、複製を使ってリカバリ(復旧)を試みることで、バックアップデータを取得した時点までシステムを戻すことが可能です。バックアップを「保険のようなもの」と考える方も多いようですが、今では交通事故よりもデータ消失に遭う確率の方が高いと言ってよいほど、データに関するトラブルが後を絶えません。

    ところが、そこには少なからずコストや労力、時間がかかるのは否めませんし、目の前のビジネスに直結しないような事柄にリソースを極力割きたいという気持ちも理解できます。そこでおすすめするのが、「クラウドバックアップサービス」です。

    データのバックアップに必要なソフトウェアやストレージを包括的に提供し、かつ従量課金制によって適正コストを保ちながら重要データの複製を作ることに長けています。本稿では数あるバックアップサービスの中から、厳選した6製品をご紹介しますので、サービス検討時の参考にしていただければ幸いです。また、NetAppのクラウドバックアップの基本情報についてもご紹介します。

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    NetAppの企業向けクラウドバックアップ

    企業向けストレージシステムというイメージが強いNetAppですが、クラウド環境における企業のワークロードを制御し、安心して企業がクラウドを活用できるサービスを豊富に提供しています。詳細はこちらのカタログをご確認ください。

    そのような中で企業向けに様々なクラウドへのバックアップサービスを提供していますので、ここではそのいくつかをご紹介していきたいと思います。

    もっと読む:Microsoft 365などのSaaS環境でもバックアップが必要?その意味とは

    NetApp Cloud Sync

    Cloud Syncサービスは、クラウドとの間の高速かつセキュアなデータ同期を実現するサービスです。オンプレミスのNFSまたはCIFSファイルを、Amazon S3やAzure Blob、IBM Cloud Object Storage、Net App StorageGRID Webscale への高速な移動を行います。最初のデータセット全体が同期されたあとは、設定したスケジュールにあわせて増分変更のみが反映されるため転送にかかる時間はほぼ意識する必要はありません。これによりクラウドを活用したデータ中心のビジネスがシンプルに行えるようになります。

    NetApp SaaS Backup

    SaaS Backupは、Ex-change Online、SharePoint Online、OneDrive for Business、Salesforceの重要なデータを、予想外の削除、破損、不正な操作から保護するためのSaaSです。SaaS Backupでは、容量無制限のNetApp提供オンラインストレージの他、ユーザーが利用中のAWS S3ストレージ、Microsoft Azure Blobストレージ、自社データセンターに設置のNetApp StorageGRIDにも、データを簡単にバックアップできます。

    NetApp Cloud Backup Service

    Cloud Backup ServiceはCloud Volumes ONTAPとAzure NetApp Files、Cloud Volumes Service for AWSのための統合機能です。AzureやAWSと言ったクラウド環境とシームレスかつコスト効率高くバックアップおよびリストアを行うことが可能になります。ちなみにAzure NetApp Files は、AzureのNetApp Cloud Volumes ONTAP 上に構築されており、Microsoft によって販売とサポートが行われます。

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    小規模・個人向けクラウドバックアップサービス6選

    1.AOSBOX Business

    世界中の有名企業が利用するクラウドバックアップサービスであり、法人向けサービスとして全米No1の実力者です。最大の特徴は、常用/高速/休眠という3つの運用形態でデータをバックアップできる点でしょう。

    システム内部のデータの中には、重要度の高いデータからそうでないデータまでさまざまな種類が存在しますが、すべてを等しくバックアップするのは最適解ではありません。重要データを優先的に複製し、緊急性の低いデータを切り捨てることでストレージコストを削減していくことが大切です。

    その点、AOSBOX Businessはデータの種類に応じたバックアップ形態が用意されているので、コスト最適化を図りつつ重要度の高いデータはいつでも引き出せるように整えられます。

    <参考価格(通常ストレージプラン)>

    100GB 月額1,666円

    200GB 月額3,166円

    500GB 月額7,500円

    1TB 月額12,500円

    URL:https://www.aosbox.com/business

    導入事例:株式会社Y2S様
    ネットアップのマイクロソフトOffice365向けバックアップ・アーカイブサービスご紹介

    2.Box

    個人向け、法人向けのクラウドストレージサービスをバックアップ先として選択するケースも増えています。ただし、ユーザー企業単独で利用するというよりは、SIerが提供するバックアップソリューションに組み込まれている方が多いでしょう。

    Boxを利用するメリットは、単なるバックアップ先としてだけでなく日常的に使用する共有ストレージとしても使えることでしょう。Active Directoryとの連携によるシングルサインオン機能を備えているので、社内システムをWindowsで固めている企業にもおすすめできます。

    さらに、クラウドストレージサービスならではのデータ損失防止機能や、コンテンツ管理機能によって組織全体の情報資産を守ることにも繋がります。

    <参考価格>

    Starter 月額550円/ユーザー

    Business 月額1,800円/ユーザー

    Business Plus 月額3,000円/ユーザー

    URL: https://www.boxsquare.jp/

    3.Dropbox Business

    上記同様に法人向けに提供されているクラウドストレージサービスであり、SIerのバックアップソリューションに組み込まれた提供されることがあります。Boxとの差別ポイントは、ユーザー企業独自に利用できるバックアップ機能の有無です。規模に合わせて柔軟に容量を追加できる点や、ローカル環境から直接ファイルをオンラインにバックアップできる点などが使いやすさを高めています。

    個人用アカウントと法人用アカウントをリンクさせることで、個人用ファイルと会社の重要情報を区別でき、ログインを切り替える必要もないのでエンドユーザーの利便性を向上できるのも利点の一つです。

    ファイルのバージョン履歴と削除済みファイルは最大120日間保持されるので、誤ってデータを上書き・削除してしまった場合でも安心です。

    <参考価格>

    Standard 月額1,250円/ユーザー

    Advanced 月額2,000円/ユーザー

    URL:https://www.dropbox.com/ja/business

    4.SWANBackUp

    スケジュール設定不要で、自動的にバックアップを取得することから作業効率を追求できるバックアップサービスです。更新されたデータのみを抽出したバックアップを取得することから、重複データを生むことがなく、コストの適正化も図れます。

    昨今流行しているランサムウェアへの対策やBCP(事業継続計画)の一環として利用する企業も多く、なおかつ過去のバックアップデータは契約容量に含まれず、無制限に90日間無料で保存されることから、低コストを維持できます。

    URL:https://swanbackup.areabe.com

    5.torocca!

    月額500円から始められるクラウドバックアップサービスで、ミニマムデータのバックアップに最適です。ちなみにWebサイト及びデータベースのためのバックアップ&リカバリを提供するサービスであり、登録できるWebサーバーおよびドメイン数に制限がないのが大きな特徴です。

    最大30世代まで自動的にバックアップし、差分データのみを保存するのでデータ増加によるバックアップ時間を短縮できます。リカバリもワンクリックで行えることから、操作性の高いサービスです。

    <参考価格(年間契約適用時)>

    ライト 月額500円

    スタンダード 月額900円

    プレミアム 月額3,750円

    エンタープライズ 月額7,000円

    URL: https://saas.gmocloud.com/service/backup/

    6.クラウドバックアップBackStore

    全自動のバックアップシステムを搭載したサービスであり、仮想マシン/物理マシン/PCなどバックアップ対象となるマシンを選ばないのが特徴です。初回設定は最短10分で完了することから、バックアップシステム導入にかかる負担を大幅に軽減してくれます。

    さらに、「誰が何のデータを、どこに保持しているのか?」など詳細情報を管理コンソールから検索し、確認できることからデータセキュリティを強化できるのも利点の1つでしょう。

    <参考価格>

    10GB 月額2,900円

    20GB 月額3,800円

    50GB 月額6,400円

    100GB 月額12,000円

    200GB 月額19,800円

    500GB 月額32,000円

    URL: https://www.backstore.jp/bs/

    いかがでしょうか?いずれも優れたクラウドバックアップサービスなので、用途に応じて広い視点から自社に最適のサービスを選んでいただければと思います。


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