今さら聞けないクラウドのメリット

 2020.04.01  ストレージチャンネル編集部

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パソコンとインターネットが一般家庭に普及した時代、クラウドがここまで拡大することを誰が想像したでしょうか?2006年頃にインフラ基盤や開発環境をインターネット経由で提供するクラウド(IaaS/PaaS)に始まり、ソフトウェアを提供するクラウド(PaaS)が一気に台頭します。今では、必ずと言ってよいほど何らかのクラウドをビジネス上で利用しており、世界経済全体にとって欠かせない存在となりました。

そんなクラウドのメリットについて、いまいちよく分からないという方も多いでしょう。そこで今回は今さら聞けないクラウドのメリットをご紹介します。この機会に、なぜ多くの企業がクラウドを採用するのか?の理由を理解し、クラウド採用を積極的に検討してみましょう。

今さら聞けないクラウドのメリット

クラウドの注目すべき3つのメリット

1. 初期投資と運用コストの削減

クラウドが無かった時代、システムを導入する場合は社内に設置したサーバーへソフトウェアをインストールし、利用・運用するのが一般的でした(オンプレミス環境)。しかしながら、社内にサーバーを設置するとなるとサーバーの購入と維持が大きな負担になります。税理上の減価償却管理も決定簡単ではないため、その影響が及ぶのはシステム管理部門に限りません。

また、システムの安定性を確保するには定期的なアップデート・バージョンアップに対応する必要があり、深夜や休日に対応しなければいけないため、体力的な負担もかなりのものです。では、なぜクラウドがコスト削減になるのでしょうか?

クラウドはインターネット経由で利用するサービスなので、まずシステムを資産として保守・運用する必要が無くなります。社内へのサーバー設置もソフトウェアインストールも不要です。経理部は、クラウドにかかる月々の費用を経費として処理できるようになります。

さらに、サーバー設置やソフトウェアインストールに伴う細かいパラメータ設定等も不要なためシステム導入にかかる初期投資を大幅に抑えられます。もちろん、月々の費用は発生しますが保守・運用が不要になることを考慮すれば、トータル的な運用コストが削減されるケースは珍しくありません。

システムのメンテナンスに必要としていた労力も削減できるため、事業部門のサポートや新しいIT戦略へより多くのリソースを割くことができます。

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2. どこにいてもサービスが利用できる

まだクラウドが当たり前でなかった時代、営業担当者は日中外回りで忙しく、オフィスに戻ってからメール確認などの事務処理を行い、書類作成ができるのは朝晩のみ、担当者宛てのメールはデスクのパソコンでしか読めないため、昼間は対応できなかったのが通常です。顧客はメールしてもなかなか返事が来ないと不満を漏らします。携帯電話が普及しても、外出中はなかなかメッセージを返せないものです。

このような営業担当者の問題を解決したのがクラウドでした。クラウドはインターネット経由で利用できるシステムなので、メールの確認や対応に留まらず、外出先から受発注手続き、資料送付なども社外にいても行えます。さらに、経費の精算作業や業務報告なども外出先から可能であり、外回りに忙しい日は直行直帰で無駄な残業時間を減らすことができます。

クラウドのメリットを享受できるのは営業担当者だけではありません。組織全体の社員がどこにいてもサービスを利用できることから、テレワークの促進にも活用されています。働く場所と時間を問わず、多様なワークスタイルを提案することで老若男女誰もが活用できます。

3. 最新のセキュリティ環境を利用する

クラウドは提供事業者がシステムを運用し、それをインターネット経由で利用します。昨今多発するサイバー攻撃により、情報漏えい等が発生するのではないか?と不安を覚える方も多いでしょう。しかし実際は逆です。クラウドを利用することでサイバー攻撃等に対するセキュリティ対策を向上できます。

クラウドが台頭し始めた10年前は、セキュリティに対する不安が拭えないことは確かでした。しかし、多くのクラウド提供事業者がセキュリティ体制の強化に取り組んだことで、セキュリティ性が大幅にアップしました。このため、クラウドを利用することでセキュリティ対策を強化することになります。

社内で情報漏えいを防ぐためのセキュリティ環境を整えるとなると、複数のセキュリティ製品の導入など手間とコストがかかります。そのため、クラウドを利用することでそれらの手間とコストを省きながら、セキュリティ対策の強化が図れるのです。

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クラウドのメリットを最大限享受するには?

いかがでしょうか?細かいメリットを挙げれば他にもたくさんあります。しかし、クラウドを導入すればこれらのメリットが簡単に享受されるわけではありません。では、クラウドのメリットを最大限享受するにはどうすればいいのか?

ポイント1. 導入すべきクラウドを慎重に精査する

一口にクラウドといっても、実に多様なサービスが提供されています。そのため、企業の職場環境や解決したい課題によって導入すべきクラウドが異なります。従って企業は導入すべきクラウドを慎重に精査する必要があります。まずは企業が抱えている課題を整理して、解決するためにどんなクラウドが必要か?を確認しましょう。

ポイント2. 複数のサービスをしっかりと比較検討する

同じクラウドであっても、非常の多くのサービスが存在します。そのため、同じクラウドの中でどんなサービスが最適化をしっかりと比較検討しなければいけません。そのためには、自社にとって必要な機能を定義したり、IT予算を確定して機能面と費用面とでしっかりと比較しましょう。

ポイント3. トータルコストを必ず試算する

多くのクラウドは利用者数や利用時間・利用容量に応じて料金が確定します。ただし、だからといってトータルコストを試算しなくてもよいわけではありません。必ず、中長期的な目線でトータルコストを試算してみましょう。その際は、将来的なサービス拡張も踏まえて試算してみてください。

ポイント4. トライアル等で実際の使用感を確認する

多くのクラウドはトライアルやデモによって実際の使用感を確認することができます。クラウドの中にはカスタマイズが難しいサービスもあるため、自社にとって使いやすいクラウドを導入するには実際に使ってみるのが一番です。トライアル等を積極的に利用し、実際の使用感を確認しましょう。

ポイント5. 目先の利益のとらわれない

クラウドの中にはその種類によって、すぐに効果が表れないものがあります。例えば顧客データを管理するCRMは、中長期的に顧客データを蓄積して応対品質などを高めるためのサービスなので、導入してすぐには効果が感じづらいでしょう。しかし、長期的に考えれば非常に大きな効果をもたらしてくれるので、時には目先の利益にとらわれないことが大切です。

いかがでしょうか?ポイントさえしっかりと押さえれば、クラウドのメリットを最大限享受できます。ぜひこの機会に、クラウド導入をご検討ください。

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