失敗しないクラウド導入のためにチェックしておきたいポイント

 2020.02.12  ストレージチャンネル編集部

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現在では大企業に加えて中小企業でも利活用が進むクラウド。日本全体でクラウド市場が拡大するにつれて、「クラウド導入は簡単」と考える人が増えています。実際に、従来のシステム導入に比べるとクラウド導入は簡単かもしれませんが、決して失敗しないわけではありません。クラウド導入に取り組む企業では、そのことを十分に理解する必要があります。「獅子博兎」という言葉があるように、どんなに簡単なことでも手を抜かずに取り組むことが、失敗しないための最大のポイントです。

本稿では、クラウド導入時に必ずチェックしておきたいポイントを解説します。思わぬところで失敗しないためにも、ここで解説するチェックポイントを押さえておきましょう。

 

失敗しないクラウド導入時にチェックしておきたいポイント

ポイント1. 「何のために導入するのか?」目的の明確化

クラウド導入に失敗する企業の多くは、導入方法に問題があるというよりは初期段階で最大の失念をしています。それが「クラウドを何のために導入するのか?」という、目的の明確化を忘れていることです。

クラウドは世界的に浸透しているサービスなので、改めて目的を明確にする必要はないと自然と考えがちです。ところが、目的が定まっていないことでクラウド導入に対する軸がブレてしまい、想定した成果が得られない可能性が大いにあります。導入するだけなら誰でもできます。大切なのは、導入したクラウドがしっかりと成果を上げることです。

そのためにはやはり目的の明確化は欠かせません。これから導入しようと考えているクラウドは「何のために導入するのか?」このことを今一度よく考えてみましょう。

ポイント2. 経営課題とクラウドによる解決を整理

クラウド導入の目的が明確になったら、企業が抱えている経営課題を整理していきます。直接経営にかかわるような大きな課題から、業務単位での小さな課題まで整理していくことが大切です。

その上で、クラウドを利活用することでそれらの課題をどのようなアプローチで解決できるのかを整理しましょう。クラウド導入の経験が無く、かつクラウドに詳しい人材がいない場合は今ある経営課題からどんな解決方法があるのかを調査してみてください。

インターネットで「〇〇(課題) クラウド」と検索するのもよいですし、ある程度クラウドに関する知識があるのならば該当するクラウドのサービスサイトにアクセスして、他社事例を参考にするのもよいでしょう。また、クラウドに関する書籍も多数出版されているので、それらを読んで基礎知識を勉強するのも有効です。

ポイント3. 「どんなクラウドを利用したいのか?」を定義

現在、世界中で無数のクラウドが提供されています。同じカテゴリに属するクラウドであっても、サービスごとに特徴が大きく異なるため、初めてクラウド導入に取り組む企業にとってクラウド選定はかなり何度が高くなります。

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まずは、整理した経営課題とクラウドによる解決をもとに、「どんなクラウドを利用したいか?」を定義しましょう。ネット上の情報は他社事例、あるいは書籍などでクラウドに関する知識を身に着ければ、なんとなく「こんなクラウドを利用したい」という意見が多少なり出てくるはずです。

そこから考えを膨らませて、「どんなクラウドを利用したいのか?」を定義していきます。その定義に100%マッチするクラウドがあるかどうかは未知数ですが、無数のクラウドが提供されているからこそ定義に近いサービスを探し出すことはできます。

ポイント4. サービスの種類とコストに関する調査

「どんなクラウドを利用したいのか?」が定義されれば、導入すべきサービスの種類はある程度固まっていきます。ただし、ここでいきなり選定に入るのはおすすめしません。まだサービスごとの特徴とそれにかかるコストが明確になっていないからです。

前述したように、クラウドは同じカテゴリに属するサービスでも特徴が大きく異なります。そのため、各サービスの種類を調査した上で、導入した場合にかかるコストに関しても調査します。

現在ではクラウドのサービス比較サイトも充実しているので、それらを利用して一気に情報収集するのもよいでしょう。ただし、サービス比較サイトによっては依存性のあるサービスを優位に紹介していることが多いので、その点を鑑みた上で情報収集にあたってください。最終的にサービスの質を評価するのは自分自身です。

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ポイント5. クラウドで取り扱う情報の重要度を整理

クラウドを導入すると、何かしらの情報をインターネット上に保存することになります。正確にはクラウド提供事業者が管理するデータセンターに情報が保存されるので、企業の重要情報を他社に預けることになります。

利用するクラウドがある程度固まっていれば、そこで取り扱う情報も決まります。その際に情報の需要度を整理して、どの情報までならクラウドに保存しても構わないかを設定しておくと、後々の導入作業がスムーズに進みますしトラブルも回避できます。

ポイント6. 既存のセキュリティポリシーやルールとの整合性を確認

すでに独自のセキュリティポリシーやルールを設けている企業では、これから導入しようと考えているサービスがそれらのポリシーやルールとの整合性を保てるかを確認しましょう。たとえば、国外への情報持ち出しを禁止しているような企業が海外製のクラウドを利用すると、情報が海外のデータセンターに置かれて知らずのうちにセキュリティポリシーに違反する可能性があります。

そうした事態が発生すると社内のセキュリティ環境が混乱することになるので、クラウドごとにセキュリティポリシーやルールとの整合性を保てるかどうかを確認してください。

ポイント7. クラウドの特性を理解した管理者の確保

クラウド導入では、クラウドの特性を理解した管理者の存在が不可欠です。その理由は、クラウドを利用した企業の多くはその利用範囲を拡大していくため、適切な管理者を設置する必要があるからです。

クラウド導入に成功した企業では、そのメリットに着目して利用範囲を拡大するケースが多くあります。しかし、その際に適切な管理者が不在だとクラウド利活用がスムーズに取り組めなくなり、企業のニーズを満たせなくなります。

クラウドの特性を理解した管理者を新たに確保するか、既存従業員の誰かをクラウド管理者に任命してクラウド教育を実施する必要があるでしょう。

ポイント8. クラウドの選定と導入に向けて運用計画

以上のチェックポイントを押さえたら、いよいよクラウド選定に入ります。ここまで多彩な情報を整理しているため、クラウド選定はグッと楽になるでしょう。ただし、ここでも気を抜かずにトライアルなどを実施しながら実際の使用感を確かめつつ選定に臨んでいくことが大切です。

さらに、導入に向けての運用計画も立てていきましょう。クラウド導入をスムーズに実施するためには、運用計画を事前に立ててそれに沿った導入を目指すことがポイントです。

ポイント9. スモールスタートによる段階的な導入

クラウドを無事導入したら、いきなり全社的に利活用するのではなく、スモールスタートを切ることをおすすめします。クラウド管理者を筆頭に一部でクラウドを利活用し、そこで得られた成功・失敗のノウハウをもとに全社的に拡大していきます。

いかがでしょうか?クラウド導入は簡単だと決めつけず、押さえるべきチェックポイントは多いですが1つ1つ丁寧に検討しながら導入を進めていきましょう。そうすることで、失敗しないクラウド導入が実現するでしょう。

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